IAG (Instructional Activities Game) Project
Supported by
パナソニック教育財団
「教授活動ゲーム (
I
nstructional
A
ctivities
G
ame)」とは?
IAGは、教員の力量形成と、授業研究とを支援するために開発されたゲーミング・シミュレーション・ツールです。 日本教育工学会が設立される前、教育工学雑誌という論文誌が発行されていました(その後、日本教育工学会の論文誌に衣替えしました)。 その論文誌で(1980年に)初めて組まれた特集テーマが「マイロクティーチング」でした。 マイクロティーチングは、ゲーミング・シミュレーション手法と捉えることもできますが、Greenblat,C.S.(1994,『ゲーミング・シミュレーション作法』共立出版)によれば、ゲーミング・シミュレーションはある状況でプレイヤーがとれる選択肢は(ゲームのルールにより)規定されており、ロールプレイングとは異なるという指摘があります。 単に教師役を演じるだけならロールプレイングであり、ゲーミング・シミュレーションではないということです。 教授活動ゲームの1つの開発目的は、マイクロティーチングをゲーミング・シミュレーション手法へと厳密化することにあります。 自由度の高いロールプレイングにもそれなりの利点がありますが、目的によっては選択肢が限定されている方が議論が焦点化でき、また、授業同士の比較が容易になります。
IAGには、「模擬授業ゲーム (
S
imulated
T
eching
G
ame)」と「意思決定ゲーム (
D
ecision
M
aking
G
ame)」という2つのモードがあります。 前者は上で説明したマイクロティーチングを実行するものです。 マイロティーチングを実行するには、指導案が必要になります。 この指導案を書く機能がDMGで提供されています。 ただし、指導案を作成する機能はDMGの一部の機能にすぎません。 DMGは、汎用のe-learning環境としても利用可能で、特に、ゲーミング・シミュレーション型の教材を作成するのに向いています。 ゲーミング・シミュレーション型の教材で重要なのは、「待った無し!」ということです。 一度意思決定すると、後戻りはできないということです。 これは、DMGが授業研究ツールとして開発されたことと関係しています。 DMGでは、学習者との対話過程をできるだけコントロールし、どのように働きかけると効果が高いのかをログに基づいて検討することを意図しています。 なお、DMGのゲーム盤を指導案形式で記述すると、その動作をSTGでシミュレーションすることもできます。(そして、STGで指導案からゲーム盤に変換することもできます。)
「IAGプロジェクト」の目的
提供する教材や指導案等について
研究成果の発表(論文等)について
プロジェクトメンバー
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