「数学科/理科教育法実践演習2」
単位:0-2-0(推奨 4年の3-4Q)
担当:松田稔樹,木村優里
新着情報(2024年度の予定など)
数学と理科は同時履修できない(2年間かけて履修する必要がある。)
両方履修したい学生さんは、Iを履修する初年度に相談すること。
シラバス
授業のねらい
- 数学教育の現代的課題を取り上げ,数学的領域固有知識の獲得状況や数学的見方・考え方の運用に関する仮説モデルを設定し,ICTを活用した対話制御によって学習者の思考プロセスを制御しながらログ収集するという手法を活用して教育実践研究する演習を行う。
- 問題解決の縦糸・横糸モデルに基づく教育実践研究のための手順と,そこで活用すべき見方・考え方,領域固有知識を修得することを目標とする。これは、学校教育で生徒に問題解決力を育成するためのモデルでもある。このような指導に関して、Bruerは、インフォームドな指導が重要であるとしており、それを経験するために、教育実践研究用e-portfolioシステムと教授活動ゲームシステムを活用して,アクティブラーニングすることを求める。これにより,学び続ける教師になるための自己学習力を身につけることも意図している。
到達目標
- 免許取得に必要な単位を全て取得していることを前提として,数学教育の実践研究テーマを教育工学的な方法論を使って効果的に解決する方法を習得する.
- 問題解決の縦糸・横糸モデルにおける手順や活用すべき見方・考え方,領域固有知識の関係を説明できるようになり,教師にとっての問題解決である教育実践研究をそれに即して遂行できるようになる.
- 信頼性,有効性の高い教育実践研究を行うために,再現性・了解性の高い指導方法を実現できるICTの活用や,根拠に基づく評価を実現するための個人単位のログ解析などを行う方法を習得する.
- 統計手法を含む数学的方法を自分自身の身近な問題解決に活用する方法を習得し,数学の実用性を説明する力も養う。
- 教育実践研究という文脈に科学的問題解決方法である実験計画やデータ分析の方法論を援用することで、科学的方法を自分自身の身近な問題解決に活用する方法を習得し,理科を学ぶことの実用性を説明する力も養う。
授業計画
新着情報(2024年度の予定など)を参照のこと
関連科目・履修の条件等
中学校の免許取得を目的していること。
数学科/理科教育法実践演習1の単位を取得済み、または、同時に履修中のこと。
教育実習の単位を取得済み、または、同学期に履修中のこと。
成績評価
実践研究の成果とテストに基づく
