次期学習指導要領は、従来の「コンテンツ・ベース」で教育課程を編成するという立場から、「コンピテンシー・ベース」の考え方へと舵を切った。前者は、教えるべき知識の範囲を先に定めて、その指導順序を設計するという考え方であり、後者は、高校卒業時点で身につけておくべき資質・能力を先に定め、それを修得させるために各教科でどのような内容をどのような方法で指導したらよいかを設計するものである。後者は、真に役立つ内容に厳選できる可能性があるが、そのためには、育成すべき資質・能力を適切に規定し、それらと指導内容との関係についても(なぜ必要なのかを)明確にする必要がある。
 今回の課題では、数学「2次関数」または理科(物理/化学基礎)のボイルシャルルの法則に関わる単元について、以下の作業を行い、ファイルと考察結果を提出しなさい。